つつうらうらに伝わるあそび 北海道のあそび②

「リアル」にあそぼ!大根ぬき
みなさんは、北海道のあそび「大根ぬき」を知っていますか?
「だいこんぬき」は小学校では体育の授業でも行われるくらい、北海道ではゆうめいなあそびのひとつです。ここ千歳市の児童館でも「大根ぬき」であそんでいる子どもを見かけます。
わたしは小学生のころ、走ることも、ボールを投げることも苦手でしたが、パワーだけはだれよりもあり、一番かがやくことのできるあそびが この「大根ぬき」でした。
今回は、そんな「大根ぬき」のおもしろさをみなさんに おつたえしようと思います。
寒い冬には雪あそびも楽しいですが…部屋のなかでぎゅうぎゅうになって、あそべるような「大根ぬき」も体があたたまって、おすすめですよ!
それでは、大根ぬきの基本のあそび方をしょうかいします。

①大根役のお友だちは、うでを組んで、足をのばしてすわる。
②オニは だいこんになっている お友だちの足を「うんとこしょ!どっこいしょ!」と引っぱって、ぬきます。
③だいこんたちは お友だちが ぬかれてしまわないよう、力をこめて組んだうでが ほどけないようにします。
さいごの一人に、のこった大根が勝ちです!
※ぬかれる時、大根役 は足をバタバタさせたり、オニをけったりするのはルール いはんです!あくまでも、大根の足は大根なので動きません。ぬかれてしまった だいこんは オニのなかまになり、オニと いっしょに さいごの一人になるまでだいこんを ぬいていきます。
そして、「だいこんぬき」はいろいろとアレンジもできちゃいます

大根役は、かべにそって すわったり、円になって すわったり、うつぶせになったり。
また、「さいご一人の大根が勝ち」と決めるのではなく、オニがだいこんをぬく時間をきめて「〇分以内に何本ぬけるかチャレンジ」というのも楽しいです!
ぜひお友だちといっしょにアレンジして、さまざまな「だいこんぬき」を楽しんでみてください。

しょうかいした人
小玉 さやか (千歳市しゅくばい児童館)
空港の近くの児童館ではたらいています。毎日、児童館の上を飛行機が飛んでいて、よく『私も飛行機に乗って旅行に行きたいな~』と思っています。 千歳生まれの千歳育ちで、都会でも田舎でもない住みやすい千歳が大好きです。今年の春、中学生になる息子と一緒にエスコンで野球観戦に行くことも大好きです。

絵をかいた人
井内 法子さん
ミニチュアぞう形作家。身近なものをモチーフにアクセサリーや小さな とうじきのしょっき を作り、ときどきイラストをかいてます。https://www.instagram.com/nonnon.0110
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