つつうらうらに伝わるあそび 北海道のあそび①

札幌市の児童会館で生まれた あそび 「ふっかつボンバー」
みなさん、こんにちは。札幌市内の児童会館ではたらいている、杉本麻菜です。
「つつうらうらのあそび」というと、みなさんはどんなあそびを思いうかべますか…?
生まれも育ちも札幌の私は、「札幌ならではのあそびは?」と聞かれても、ぴんときませんでしたが、児童会館のお仕事を始めた時に、小学生のころ、よくあそんでいたあの「ふっかつボンバー」が、じつは札幌市の円山西町児童会館が作ったあそびと聞いておどろいたことを思い出しました。当時の児童会館の先生たちが、児童会館のあそびを考えようと「かたき(てんか)」を進化させて作った あそびだそうです。1996年に作られた「ふっかつボンバー」は、今や札幌市内の小学校の体育の時間や中休みでもあそばれる人気のあそびになりました^^
「かたき(てんか)」は、「ボールをとったら3歩以内で動いて、相手にボールを投げて、あたった人がアウトになる」ゲームですが、「ふっかつボンバー」は、この「かたき」に「ボールをノーバウンドでとれたら、ボールを投げた人がアウトになる」というルールが加わります。 勝ち残っていくために、ボールをかわしながらも、すすんでボールをキャッチしていくことが楽しいあそびです。
それでは、「ふっかつボンバー」のルールをしょうかいします^^

人数:10以上でできたら楽しいよ。ゲームを進める「しんぱん」1人
場所:できるだけ広いところ、だいたいのコートのはんいを決める
用意するもの:ボール、あれば「しんぱん用のふえ」

①「しんぱん」以外のプレーヤーは、それぞれコート内のどの場所にいてもOK
②しんぱんがコートの中央にボールを投げ、投げられたボールが3バウンドしたらゲームスタート
※3バウンドし終える前に、ボールにふれてしまうとアウトになります。このような場合は、3バウンドスタートをやり直します。アウトになってしまったプレイヤーはリスタート後、最初のアウト者が出たら、ふっかつできます

★アウト
①ボールをノーバウンドでぶつけられたとき。
②投げたボールをノーバウンドでとられたとき。(最初にあたったプレイヤーだけがアウト。同時にあたったなどダブル・トリプルアウトはナシ。顔面にあたったときはセーフ。頭のときはアウト)
★アウトになったら…
①コートの外がわで座ってふっかつのタイミングまでたいき
②アウトになっている人は、ボールが飛んできてもできるだけ、ふれない
★ふっかつのタイミング
自分をアウトにしたプレイヤーがアウトになったらふっかつできる
みなさんもあそんでみてくださいね^^

しょうかいした人
杉本 麻菜(札幌市内児童会館)
学生時代、デザインの勉強をしていたこともあり、ちゅうしょう画をかくことがとく意です。とくに大きな紙やキャンバスに思いっきり絵をかくことが大すきで、いつか大きなかべ一面に思いっきり絵をかくことが ゆめのひとつです。

絵をかいた人
井内 法子さん
ミニチュアぞう形作家。身近なものをモチーフにアクセサリーや小さな とうじきのしょっき を作り、ときどきイラストをかいてます。https://www.instagram.com/nonnon.0110
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